奥村 太一 / Taichi Okumura

滋賀大学データサイエンス学部 准教授


研究内容

心理統計学とテスト理論が専門です。テストやアンケートを用いて能力や性格といった心理的な特性に関するデータを収集する方法と、そうしたデータを統計的に分析する方法について研究を行っています。 特に、集団単位で収集されたデータから集団間の差や集団内の個人差を議論する方法、同一個人を対象として繰り返し得られた縦断データから時間的な変化や個人差を記述する方法、標本サイズの決定法、準実験や単一事例研究からの因果推論などに興味があります。

また、共同研究として、教師のメンタルヘルスを評価するためのシステムを構築するプロジェクトや、日本と諸外国の子どもたちの学習行動における文化差を比較するプロジェクトなどにも関わっています。 これ以外にも、提示された刺激への反応時間や正確さから言語には表れないような潜在的な意識を測定したり、スマートフォンなどを活用して日常生活の場においてデータを収集する方法など、従来のテストやアンケートの限界をふまえた新しい測定法にも興味を持っています。

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